善玉菌が増えるとこんなにいいことが

善玉菌が増えるとこんなに良いことが!?

前回は、腸内の悪玉菌を減らし、善玉菌を増やすことが大事だとお伝えしました。

では、善玉菌を増やすと具体的にどのような良いことがあるのでしょうか。


善玉菌とは、乳酸菌、ビフィズス菌などの菌の総称で、体に良いはたらきをするものをいいます。善玉菌には、腸内で食物繊維などを発酵させ、短鎖脂肪酸という酸を生成するはたらきがあります。


善玉菌によって作られた短鎖脂肪酸にはどのような役割があるでしょうか?

短鎖脂肪酸は、腸から血液を介して全身を巡り、体脂肪を減らしたり、代謝を上げることを促す役割を持ちます。


また、短鎖脂肪酸は酸であるため、その量が多くなると、腸内が酸性に傾き、酸性を嫌う悪玉菌の成長を邪魔することができます。それだけでなく、短鎖脂肪酸は、腸の水分量を増やして便を出しやすくしたり、腸のぜん動運動(便や内容物を外に出す動き)を活発にすることで便の排出を促します。


短鎖脂肪酸が腸内環境を良い状態に保ちますが、そのはじまりは、善玉菌が食物繊維などを発酵するはたらきです。


善玉菌や短鎖脂肪酸の他にも、普段の食事や睡眠、運動などが腸の機能に影響を与えます。そのため、善玉菌だけを摂っていれば良いという訳ではありません。今回は、腸を元気にするために不可欠な善玉菌について解説しました。この記事を読んで、少しでも腸に良いための取り組みをしたくなった!と思っていただければ幸いです。


次回は、善玉菌のエサとなる食物繊維について解説します。

cta

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